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vol.165 物欲。

またまた久しぶり。
ブログに書きたい事柄は常に山のようにあるのに、なぜ書けないのだろう…。
まとめて書こうとするとタイミングを逃すのかなあ。検討しよ。

最近、10歳の娘の物欲に驚くことが多い。自分の服はもちろん、私のダウンコートや毎日身につけている箔アクセサリー、ゲームソフト、ステーショナリー、リビングに飾る雑貨、小物、好きなドラマのDVD…。それなりにこだわりはあるが、とにかくなんでも欲しい。欲しいがままに買ってもらえることはありえないことはわかっていても、積極的にアプローチしてくる。ある意味感心してしまう。

それに比べて自分の物欲のなさに驚く。特に欲しいものがない。これはまずい…といつも思う。かろうじて最近自分の意思で購入したことを覚えているのは、テレビショッピングで購入した運動器具くらいか。
こんなんで、魅力的な箔のある暮らしを提案したり、買いたくなる仕掛け、が考えられるのだろうか?うーむ。問題だ。購入した運動器具は、そんな物欲のない私にもかなり効果的なド真ん中の的を射たアプローチをかけてくるもんだから、つい買ってしまった。買いたくなるツボを知り尽くしている。うーむ。参考になる。

久しぶりのブログのテーマがこれ??といった感じだが、より日記ふうに気軽に、を意識して書いてみたらこうなった…。

m.t
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# by hakuza893 | 2013-11-20 17:22

vol.164 2013年度 後半戦。

10月。2013年度も半分過ぎた。
改めて前半を振り返る。
とめどもなく課題があふれ出る…。

とはいえ、目指すものがあるから課題が見える。課題があるから前へ進める。
後半に向け、立ち止まりつつ、しっかりと前を見据えたい。

ともかく、金箔の力は偉大だ。この大きな力を持つ金箔は時を経て今こそ広まるべき!!だと思う。金箔というものは、それと出会う人が、惹きつけられ、魅了され、他にはない感覚を味わえる存在だと確信している。時にはふわっと優しく、時には凛とカッコよく現れる。

今回は、これ以上ないくらい漠然とした内容であるが、たまには、ね。

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# by hakuza893 | 2013-10-01 09:45

vol.163 「金沢パンダ」始動。

vol.163 「金沢パンダ」始動。_c0095309_0383289.gif7月20日(土)、ひがし茶屋街にて、期間限定ショップ「金沢パンダ(produced by HAKUZA)」オープン。

金沢が大好きで金沢の名ガイドとして活躍中の“金沢パンダ”と、金箔の美しさに魅了されて金箔職人をめざして修行中の“金箔パンダ”。この愛想(あいそ)らしいかれらがショップを賑わせている。あぶらとり紙やお菓子や缶バッジ…。金沢のカワイイおみやげ勢揃いなのだ。

実はこのプロジェクト、スタートは、わが社自慢の商材である「あぶらとり紙」の新デザインモチーフを全社員にアンケートを募ったことからスタートした。ほぼ全社員から応募があったことも嬉しかったが、その中から選んだのが、「金沢パンダ」。キャラクター設定といい、金沢をPRしていける可能性といい、これからの広がりを感じさせる、愛嬌のあるアイデアだった。
あぶらとり紙だけでの展開ではもったいないので、プロジェクトメンバーを様々な部署から8名選抜し、オープンに向けて1ヶ月半ほどしかない短期間ではあったが、他の商品群も含め展開してみてほしいと伝えた。
これまでにない新しい展開、そして社員が考案しながら進めるプロジェクトに、周りもおおいに刺激を受け、サポート体制も自然にできていった。

そして、これらの商品を購入すると1点につき10円、「ピンクリボン運動」に寄付することに。これも社員から出た提案。常々どのような形かは別として、お商売をさせていただいている以上は、必要とされる企業でありたい、社会に貢献できる企業でありたい、と願う中、とてもいい流れだな、と嬉しく感じた。

ショップまるごと展開することも、スタートは考えもしていなかったが、プロジェクトの進行を見ていて、せっかくなら、と小さな店舗であることを活かし、「あぶらとり箔座」をまるごと期間限定で「金沢パンダ」専門ショップとして楽しみながら展開することにした。

きっと、これが箔座?と驚く方もいらっしゃると思うが、常に新しいことに挑戦し、遊び心を持って楽しみたい。
正直ドキドキの試みであるが、近くにお越しの際には、ぜひお立ち寄りいただけると、とてもとても嬉しい。

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# by hakuza893 | 2013-07-21 00:46

Vol.163 原点。

Vol.163 原点。_c0095309_21543325.jpg前回、「原点」という言葉をブログの文章の中で使ったが、原点といっても、高岡製箔・箔座にとっての原点もあれば、自分にとっての原点もある。

ちなみに私にとっての、金箔への“想い”の原点は、20代後半くらいに知人から借りた銀閣寺(正式名称:東山慈照寺)を特集した本の中の確か普段は非公開の仏像。実物はその画像を見て15年ほど経つ今も、いまだ見たことがない。金閣寺のはりめぐらされた金箔も実に見事だと感じるが、箔の奥深い魅力や本来持つ力を感じるようになったのは、その仏像の画像との出会い。とてつもない衝撃を受けた。

ほんものの金箔だからこその迫力。その仏像に残っている金箔は目を凝らして見ないとわからないほどのものだったが、時を経てのはがれ朽ちた金箔の至極の美しさ。他の何とも比較できない、金箔の唯一無二の存在、価値、を感じたのは、その仏像の画像を目にした時にほかならない。
もちろん、生まれも育ちも金箔屋なので、当たり前に金箔は目にしていたが、自分自身の中で「金箔」と認識した、意識した、という意味での原点。

本来の金箔の表現や用途。ここは絶対に無視できないと常日ごろ感じている。
宗教的な目的、神社、仏閣、仏像、仏壇。
権威を表す富の象徴だった時代。
照明のない時代に、光として使用されていた輝き。
クレオパトラが永遠の美を手に入れたいという思いからの美容法。等など。

手法や目的次第で、ギラギラにも鈍い光にも、いかようにも変化自在。
こんなに可能性を秘める金箔に魅せられないわけがない、と、いろんな要素が重なり合い、自分が金箔に関わる必然性を感じてから、早15年。金箔が経てきた「時」を考えると、たったの15年ともいえる。

これから先、どれだけの時間、箔と関われるかわからないが、関わっている間は、思い切り、箔と向き合い、箔の美意識に挑戦し続けたい。

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# by hakuza893 | 2013-06-26 21:58

Vol.162 ブログ。再開。

ものすごく久々のブログ更新。

この間(かん)、FacebookやLine…いろいろやりつつ、なかなか更新できないブログなら、やめたほうがいいかなあ、と思っていたのだけれど。

先日、娘(このブログにもたびたび登場させている娘も今年なんと4年生…)が、Facebookとブログはどう違うの?と。「そりゃ、ブログはね、Facebookはね…」とわかるようなわからないような説明をしたとろ、娘もわかったようなわからないような反応。
実際、物理的、仕組としての違いはいろいろあるにせよ、発信者によって、目的や内容も違うだろう。ともかく私にとってのこのブログ「私言箔言」は、どんなものだろう、と改めて考えてみた。
結果、継続することにした。

箔座・高岡製箔の3代目(予定)として、原点を忘れず、ほどよいプレッシャーとほどよい誇りを胸に、深く関わることになった、「箔」のとてつもない深い魅力を、“ならでは”の視点で、やはり伝えていきたい、と強く思う。
冷ややかで、かつ現在の私にとって常に独特な存在感を放つ娘を時々登場させながら…。

今後ともよろしくお願いします!!

*画像は、高岡製箔㈱の発足当時、事務所(原点)であった建物。本社の裏にある。そしてその頃の看板。現・本社玄関入口に掛けられている。

Vol.162 ブログ。再開。_c0095309_1416261.jpgVol.162 ブログ。再開。_c0095309_14162034.jpgm.t
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# by hakuza893 | 2013-06-12 14:21